延原時行歌集「命輝く」(「番町出合いの家」鳥飼)名古屋版13

お早うございます。はじめての名古屋での年の瀬、あすはもう大晦日です。12月1日からの名古屋暮らし、すっかり生活のリズムができてきました。

娘のくも膜下出血という思わぬ経験をするなか、延原先生ご夫妻のご経験と日々の深い慰めの歌は、まことにありがたいことです。今日も先生から送られてきた新しい歌を、ここに収めさせていただきます。

 

鳥飼先生

       相成れるときの歌十首

一 父娘(おやこ)がやとんだ病で顔合はせ神共にます人生の味
二 たっぷりと昼食介助なしてこそ会話も弾み「今の時」知る
三 人如何に悲惨なるとも裏からぞ神共にます知遇得たるや
四 思えばやこの時ほどの「知遇」得し事なかりきや真砂と我ぞ
五 人病(ひとやまひ)癒しや何処(いずこ)あるぞかな「神共にます」真っただ中に
六 そのことを我ら全く知りもせず病は病治癒は治癒恐る
七 我はしもいのちの際に妻の言ふ最高の幸「今や」知りたり
八 何でやと問へば妻告ぐ「みなやって」呉れることこそ相成る奇跡
九 我妻や絶後笑み増し不思議やも深き低みの底ぞ飛翔す
  (備考:復唱)
十 我ら知る如何な時在れ本作りその真実や相成れる時

IXIA!
延原時行


御礼

先生の日ごとの歌には、特別に深い平安と励ましをいただいています。ありがたく深謝申し上げます。
昨日は先生が散髪をされたと伺って、私も今日は午前中、病院に行く道の散髪屋さんでさっぱりしてきました。神戸ではいつも950円の格安の散髪屋さんに行っていますが、名古屋でも年寄り向けに1700円で綺麗にしてもらえるところがありました。いつもは髪に油などつけませんが、久しぶりに今日は丁寧に油などもつけてもらって、髪の毛もびっくりしておりました。
病院の方は今日から年末年始の休暇に入り閑散としていましたが、たっぷりと娘の食事などの相手をすることができて、とてもいい一日でした。娘も今の状態がわかるようになって、だんだんと会話も弾むようになりました。今日は初めて病院のなかを売店や入口の方にまで車椅子でぶらりめぐりをしてみました。スマホやテレビ、特にスマホの効用はあるようで、看護師さんなどにも得意げな様子でした。
先程(帰宅して夕食の前)は、この度の『賀川豊彦著作選集』の残る二巻のうちのひとつ第2巻「死線を越えて(下巻)・空中征服」(550頁ほど)の校正ゲラが届きましたので、名古屋での年末年始はこの仕事に打ち込みます。
いつもいつもほんとうにありがとうございます。
御礼かたがた
IXIA!!
鳥飼慶陽