延原時行歌集「命輝く」(「番町出合いの家」鳥飼)名古屋版75

お早うございます。今朝の新しい歌を届けていただきました。いま注目を浴びる「延原哲学」は西田哲学と滝沢哲学、そしてホワイトヘッド・プロセス哲学と深く響きあう独創性が魅力ですが、こうして先生の日ごとの歌を通して学ぶことのできるのも、不思議なことです。

 

○(3月5日)

       哲悦の極みの歌十首

          (* 鳥飼先生3/4, 2018 21:55)

一 真砂さま自立の方向見へたるや父さん午睡安心のほど
二 我やしも深き安心恩師のや御書簡読みてそぞろ笑みつつ
三 何がどうなりたるや我知らざるも旧著陸続上昇中ぞ
四 『対話論神学地平』久しぶり『プロセス神学』好事家ありや
  (備考:拙著『対話論神学の地平―ー私の巡礼のなかから』(横浜・春風社、2006年)、カブ=グリフィン著、拙訳『プロセス神学の展望―ー概論的解説』(東京・新教出版社、1978年、1993年)なり)
五 ともかくも我がテーマのやこの時代生くる様あり有り難きかな
六 新著のや『哲学喜び』只今や巻末謝辞を書き進む我
七 恩師のや『神人学』に御書簡の発展知るや一驚喫す
八 しかもぞや我が至誠学承けて成る「神表現」やホ氏と軌一つ
九 誠にや学の道にや惚れ惚れと恩師感恩忘れじや我
十 唯一のや神表現の規定にぞ起ちて希望に満つる師や燦
  (備考:滝沢克己『純粋神人学序説』(福岡・創言社、1988年)、273頁、参照。遂に「インマヌエルの原事実」超ゆる視点や「神表現」なるや! それ故にこそ、我、《原事実の「新しい現在」=「神表現」の産み出し》なり、これぞ哲悦の極みなり、と宣言す。それ正に、ホ氏の生涯最後の言葉に見合ふなり:”His true destiny as co-creator in the universe is his dignity and his grandeur.” [Dialogues of ANW, 366] )

IXIA!
延原時行

(* 鳥飼師 3/4, 2018 5:48 PM:「今日も新しい歌を有難うございます。昨日からの娘の一泊帰宅も無事午後には病院へ戻り、早速今日のリハビリに打ち込んでおりました。今月はあと三回の週末がありますので、今回のような外泊を重ねて日常の生活を取り戻す目標を立てているようです。家では誰よりもよく眠り、知らなかった市場を案内して食材を買い求めたり、今日は市バスを二つ乗り継いで、元気に帰っていきました。私は安心したのか長い午睡をして、夕餉を迎えています。今晩は丹波の娘と鳥取の兄貴に電話で報告しておこうと思っています。御礼かたがたご報告まで。
IXIA!!
鳥飼慶陽」)