延原時行歌集「命輝く」(「番町出合いの家」鳥飼)名古屋版93

お早うございます。昨日は一般財団法人アジア・ユーラシア総合研究所主催の「賀川豊彦著作選集」完結記念会が桜美林大学千駄ヶ谷キャンパスで開催され出席してきました。昨年11月の第一回配本の折の祝賀会に続いて、刊行編集委員の皆さんをはじめ関係者の方々が集われ、喜びのひと時を過ごしました。松沢資料館・雲柱社の制作の賀川の生涯を描くDVDの披露や新たに入手した賀川直筆の見事な掛け軸も紹介されたり、皆さんのスピーチも素晴らしく、大満足して深夜に名古屋へ帰り、最終バスに乗って帰宅。11月の祝賀会の折は広大な皇居のあたりを、今回は明治神宮の見事な森を散策しました。皇居も神宮も日本人よりも外国からの観光客でにぎわっていました。神宮外苑の森はもう一度ゆっくりと訪ねてみたい場所になりました。先生には昨日のご報告ができませんでしたが、今朝もかわらず新しい歌「笹団子笑み贈るの歌七首」を届けて下さいました。ありがとうございます。

 

補記

今日も名古屋は一日中、爽やかな日和でした。四か月近くの名古屋での生活に区切りをつけて、明日早朝には名古屋を離れて神戸へ帰ります。娘も退院をしてから今日は五日目、もうひとりで大丈夫ということで、これから仕事場への復帰に向けた生活のためにもそのほうがいいという娘の希望に沿っての判断です。午前中は部屋の大掃除をしたり、衣類などの持ち帰りの整理をしたりして、こんばんはささやかな晩餐ということで・・・。したがってこの「名古屋版」は93回で打ち止めになります。明日以降はまた、しばらくお休みにしていた神戸の自宅から「延原時行歌集「命輝く」番町出合いの家(鳥飼)」の再スタートとなります。

延原先生をはじめ、読者の皆様のかわらぬ御加祷と御励ましには、大きな御慰めと御力をいただきました。末筆ながらここに深く御礼を申し上げます。

 

○(3月23日)

     笹団子笑み贈るの歌七首

        (* 鳥飼先生, 3/22, 2018 23:31)

一 我が恩師「神表現」や絶唱ぞ生涯の果て希望に満つと
  (備考:『純粋神人学序説』273頁、熟読参照)
二 我妻や絶後笑み増し不思議やも深き低みの底ぞ飛翔す
  (備考:復唱)
三 我妻や「絶後笑み増し」絶唱や生死一体いのち祝福
四 此処にはやホ氏の言ひしや絶滅のそのまま不死の彼岸赴く
  (備考:“We perish AND are immortal.” [PR. 351, 82])
五 正しくや我妻言ふの笑み増しや深き低みの底ぞ飛翔す
六 これ正に御友境域切れ目なし笑み一筋に地から天へと
  (備考:PR, 351=”What is done in the world is transformed into a reality in heaven, and the reality in heaven passes back into the world. By reason of this reciprocal relation, the love in the world passes into the love in heaven, and floods back again into the world. In this sense, God is the great companion—the fellow-sufferer who understands.”ここにホワイトヘッド「御友神学」表しにけり)
七 恩師のや「神表現」や地上のみ天との往還御友笑みなし
八 我妻や絶後笑み増し不思議やも笹団子ぞや笑み贈りしや

IXIA!
延原時行