延原時行歌集「命輝く」(「番町出合いの家」鳥飼)名古屋版36

お早うございます。今朝も掃除・洗濯・ゴミ出しなど、いつものように・・・・。

大雪の中、延原先生のメルマガ「風の便り:延原時行歌集「命輝く」ー今日の歌」が届きました。早速「名古屋版」にも収めさせていただきます。

 

鳥飼先生

         嬉しさよ汝の歌十二首

一 燦たる日期して日々励むのみ大著英日嬉しさよ汝
二 御神の恵み賜ひしこの偉業いかで現世のわざとや看做さむ
三 人如何に現世のわざを励むとも偉業逸せば何の嬉しき
四 原受肉見忘れたるや基教界たとい恩師の原事実知るも
五 「神共」の「太初」にゆたか内住し飛翔なすこそ尊き一路
六 恩師のや「原事実」とぞ呼びたるや「深き低み」に落着の事
  (備考:落着ぞ天父へ飛翔至ること、これだけは恩師窮めざる如し。このこと、滝沢にはデカルトの「神証明」に関わる「属する」の一語解せずとのこと、関係せるや。恩師はや「デカルトの神は消える」と言ひしところに、飛翔に関する「無智」ありき。これ深刻なる無智なりき。これ、深き低みの底在りて、それ天父に向けて飛翔なす「絶対矛盾の自己同一」構成なす事、恩師知らざるなり。これサルトルの言ひし一節「少なくとも人間においては、存在事実は本質に先行する。」を解せぬ事と一般なり。この事、神には属さぬなり。滝沢には、神につきて「飛翔できぬ」原事実論的制約ありたり、と我信ず)
七 人滅し而して不死の尊さや御友道なり燦たるやこそ
  (備考:"We perish AND are immortal.” [PR, 351, 82] このAND御友の事なり。人の死と復活永生の間には「御友」起ち給う一事、ホワイトヘッド知りぬ。それが右の《AND》表記に現れしなり。ホワイトヘッド学者なら、いち早く気付くべきなり。我、この事『ヨハネ』21・4「夜が明けたころ、イエスが岸に立っておられた。」の形而上学的神学的解釈なりと信ず)
八 我妻の絶後笑み増し不思議やも深き低みの底ぞ飛翔す
  (備考:復唱。この歌におきて我、我妻の復活の笑み増し、恩師滝沢の哲学に勝れることを表記なせるなり)
九 低みにやまだ底在りて飛翔なす絶対矛盾原受肉燦
  (備考:「原受肉」の《燦》此処に在ること知らぬ人、「復活」知らぬ人なり。この人完全なる原世人なり。信仰の事分っているようでいて、全くの現世人なり。知るべし。我が、恩師は「原事実」を言ひながら「深き低み」の《底》を絶対に言ひ得ぬ事、同時に絶対に「飛翔」に言及し得ぬ事、彼の深刻なる「実存主義」に深く原因づけられたるものと信ず。これ、何も恩師の事だけに該当せず。多くの人、信仰の顔みせるも、このような肝心の問題につきては、現世人なり。「深き低み」にまだ「底」在り、しかもこの「底」天父まで「飛翔」成すこと、この人たちは一切知らざるない。彼らに比すれば、サルトルデカルトも「優れたる信者」なり)
十 これ正に絶対矛盾自己同一「神共」「太初」住みてこそ飛ぶ
十一 「神共」の深く「太初」に住み給ふリハビリとはや其処に落着
十二 落ち着きて感恩しげく深まりて遂に御神に飛翔や嬉し

IXIA! 
延原時行

From: MASAGO TORIGAI 1masago@mub.biglobe.ne.jp]
Sent: Monday, January 22, 2018 7:12 PM
To: 延原 時行 <tnbhara@cocoa.ocn.ne.jp>
Subject: 御礼

今日も新しい歌を有難うございます。午後からは雨、病院へ自転車で往復しましたが、娘とも愉快な語らいを楽しんできました。リハビリも順調に進んでいるようですが、本人にしてみると、あれこれと思い通りにできないことが多く戸惑いを見せたりしていました。医師の方のお話では、そういう感情もリハビリ中によくあることだそうです。大切なことは一歩一歩少しずつからだ全体が回復していくので何も心配はないとのこと、午前も午後もたっぷりとリハビリが続いています。今日も神戸を離れていたあいだにいただいていた多くのお手紙やお知らせに対して返信をすることで時が過ぎそうです。今晩中に終わると思いますが、手紙やはがきの交換もまた楽しいことですね。中には昨年出版した文庫本のご注文もあったりして・・・。御礼かたがた、ご報告まで。
IXIA!!
鳥飼慶陽