延原時行歌集「命輝く」(「番町出合いの家」鳥飼)名古屋版12

お早うございます。今年も年の瀬、あと三日を残すのみになりました。延原先生も散髪に出かけられたようですが、今日はわたしもはじめて名古屋の散髪屋さんに行こうかなと思っています。

「名古屋版」の12回目、早速延原先生からいただいた新しい歌を収めさせていただきます。

 

鳥飼先生

          御業謝するの歌十首
一 人如何に悲惨なるとも裏からぞ神共にます見れば御業ぞ
二 久々に新発田の床屋おもむきつ拙著完成御業とぞ謝す
三 幾星霜確かに力絞りてやなりしもの是我が業非ず
四 この思ひ誠「空(から)」にて気持ち良し御業に微笑その外になし
五 かくてぞや一仕事なすこと得たり後は死するや嬉し嬉しぞ
  (備考:後にぞや英文大著打つ故にその中で「死す」許されたしや)
六 我妻や絶後笑み増し不思議やも深き低みの底ぞ飛翔す
  (備考:復唱)
七 この境地誠我妻爽やかぞそれでこそなり笑み増しぞ佳し
八 何故に傘寿越えてや黒髪のなびく哲悦嬉しくてこそ
九 真砂さま悲惨なるとも裏からぞ神共にます見れば吃驚
十 父さんや家族の役目それなりに重しと感ず御神ともあれ


御礼

いつも新しい歌を有難うございます。今日もいろいろな出来事がありました。娘はあたまとからだのリハビリに打ち込み、昨日からテレビを観たり、スマホに熱中したり、職場の人が仕事納めのあとに見舞いに来てもらったり・・病院も年末年始には人手も少なくなっていくなか、家族の役目もそれなりに重くなるようで・・・今年の越年は、はじめてこの名古屋でということになります。
昨日は、神戸の賀川記念館の機関紙「ボランティア」に連載中の「KAGAWA GALAXY」に新稿「新川の詩人・井上増吉」の入った12月号(第115号)が届いたり、この度担当させていただいた『賀川豊彦著作選集』の第三回配本:第5巻「賀川豊彦随筆集」が宅急便で届いたりしていたり・・・
神戸から離れていてもこのネット時代はメール交換などを重ねながら、結構しっかりと仕事ができるというのもほんとうに幸せなことです。娘の夕食を見届けて、美しい半月を見上げながら、チャリンコに乗ってスイスイと・・・夕食は暖かなおでんでほっこりと・・・。雪深い越後の年の瀬、日々の雪かきなど大変でしょうが、どうぞお大切に!!
IXIA!!
鳥飼慶陽